現環境の進化シャーマンのあれこれ
どうも、エミューです。
ちゃんとした記事を書くのは初めてなので何かおかしいと思った点やデッキやガイドの改善点などがあれば気軽にコメントよろしくお願いします。
さて、今回は自分がハースを始めた時から今でも使っている進化シャーマンについてのガイドも含めた記事となります。書きたいことが多すぎて長めになっているので暇な時にでも読んでください。
レシピ紹介
S42とS43のラダーで使いどちらも自分がレジェヒットした進化シャーマンのレシピを紹介します。
S42ではベーシックな進化シャーマンを使っていました。
勝率ですがこの頃はまだ戦績を付けていなかったので詳しい数字は覚えてません。ただランク10~6では13連勝・勝率約90%、ランク5~1では9連勝・勝率約75%だったと思います。今振り返ってもあの時はすごい追い風が吹いていたと思うのでこのような高勝率は早々ないと思います。
ポイントとしてはマナの潮のトーテムを1枚に減らしサロナイト鉱山の奴隷を入れたことです。何故血の渇きを抜かずマナの潮のトーテムを抜いたのか?ということですが、簡単に言えば血の渇きの方が勝ちに直結するカードだからです。(詳しい説明が欲しい方は質問していただければ少々長くなりますがお答えさせていただきます。)サロナイト鉱山の奴隷を入れてから対アグロとの勝率はしっかり上がったのでアグロを見たい人にはおすすめのカードです。
(※使用していたのはS42ですが、現環境でも決して戦えないデッキでは無いこととこのような進化シャーマンがこれまでの進化シャーマンとして多く使われていたので載せておきました)
入れ替え候補
・ストーンヒルの守護者
アグロや海賊メタを考えなければこちらの方が良かったのですが、現環境だとサロナイトの方が良さそう…ただアラキアやリッチキングを引けたり、間のマナを埋める挑発を引ける可能性があるのでコントロール寄りだと採用はありか。
S43では2つの型の進化シャーマンを使っていました。
1つはBaize選手が夏季選手権で使っていたタルダラム型進化シャーマンです。
タルダラム型はラダーでも大丈夫なの?と思う人もいるかもしれませんが戦績を付け始めたランク9~6で14勝4敗と良い戦績を残したので戦えないことはないデッキだと思います。
カルトの教祖
タルダラム型ではマナ潮の代わりとなる大事なドローソースです。マナ潮と比べた時のメリットは
・盤面を取れている場合、相手のミニオンを処理しつつマナ潮以上のドローができる
・アタック4なので盤面の有利を維持できる
・タルダラムでコピーすれば1枚のミニオンで3枚ドローが出来る可能性があるため手札が無くなってしまってもマナ潮よりも勝機を見いだせる
デメリットは
・ヘルスが2なので全体除去や低マナの呪文でも倒されてしまう
・ドロソとしては不安定で、相手の除去次第ではオーバードローになる可能性もある
・盤面を取られている時はただの4/4/2なのでドロソの面から見ればただの死に札になる
個人的にはメリットの方が大きく感じ、尖っているところがとても進化シャーマンに合っていると思いました。ただ、同じ4コスの枠として入っている進化を統べるものと比べると使い勝手が悪いので、使ってみて合わないようであれば1枚にしても良いと思います。
タルダラム公爵
場の3/3のコピーになるという癖のある効果なので使えないと思う人も多いですが、使ってみると案外使い勝手が良いカードでした。使い方としては、
・原始フィンのトーテムとなりマーロックを増やす
・炎の舌のトーテムとなりダメージを増やす
・海賊パッチーズとなり3/3突撃になる
・カルトの教祖となりドローを増やす
・アヤ・ブラックポーとなり断末魔で4/4や5/5の翡翠を盤面に残す
・自分や相手の場の高コストミニオンとなり進化を統べるもので強いミニオンになる
の6つがあります、一番下はトリッキーな動きなので決まった上で問題を解決できれば気持ち良いのですが、そんな場面はそうそうないので上から5つが基本的な使い方になります。気になった方は試してみてください。
もう1つは、かの有名なKolent選手が先日の配信で使われていたバーンズ・ケーアン入りの進化シャーマンです。
このデッキを使っているKolent選手のプレイングを見たい方は下記のリンクからどうぞ
https://youtu.be/HwISlE62bY4
入れ替え候補
・サロナイト鉱山の奴隷
単純に2/3挑発2体は強い。またバーンズだと振れ幅があるため、それを嫌うのであればサロナイト鉱山の方が良い。
・進化を統べるもの
バーンズと相性が良い上にスタッツが4/5と素出しでも強いスタッツを持つ現環境に合っているカード。旧神のカードだが、翡翠の精霊や翡翠の族長とも相性がいいので今後少しずつ採用が増えていくと個人的に予想している。
・ボーンメア
6Tケーアン7Tボーンメアが単純に強い。ただ、重いカードを入れると事故率は必然的に上がるため採用は少し難しいか、ケーアンを入れている上に序盤で絶対に引かない必然力があれば採用してもよい。
タルダラム型はランク15~4、Kolent型は4~3、1で使っていました。(3~2の間が飛んでいるのは負けが込んでランク5まで戻った時に気が滅入りアグローグに魂を売ってランクを上げたからです。運がない時は絶対に進化シャーマンを持たないようにしましょう、ハースストーンを辞めたくなります。)
レシピも貼ったので次はマリガン・マッチアップについて書いていきます。
(※今回はベーシックな進化シャーマンに近いKolent型を使うことを前提にマリガン・マッチアップを書いていきますのでご了承ください。)
マッチアップ
(ローグ)
アグローグ:微有利
ミラクル:不利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル
たまにキープ:炎の舌のトーテム・退化
基本的にはアグローグとのマッチングになります。1Tファイアフライ、2T翡翠の爪が決まれば勝率80%まで上がりますが1T動き無し2Tヒロパだと勝率30%まで下がるくらいには序盤が重要です。妥協して原始フィンをキープしたりするとだいたいの確率で負けます。ボードを取った状態でのドッペル進化が決まればその時点でほぼ勝ちなのでマリガン・序盤に全てを運を注ぎましょう。また、ボードを取る意味でも早めの進化はローグ相手には効果的なので進化が手札に来た場合はそのことも頭に入れておきましょう。退化はエドウィンやボーンメアに非常に刺さるので自分が先行だった場合、エドウィンを警戒するのであればキープもOKですが、アグローグは序盤の動きがほんとにほんとにほんとに大事なので手札が悪ければ返すべきだと思います。炎の舌のトーテムはアグローグだけでなく全部のデッキに共通することですが、1コスを引けていなければ返した方がいいでしょう。
今はほとんど見ないミラクルローグについてですが、もし当たった時は退散には常に警戒をしておきましょう。進化プランよりは血の渇きプランの方が勝つ可能性は高いのでヒロパや原始フィンのトーテムを使って横に並べながら圧力を掛ければ勝機は必ずあるでしょう。
(ウォーロック)
ケレセスズー:微有利〜有利
コントロール全般:不利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム・退化
たまにキープ:原始フィンのトーテム
基本的にはケレセスズーとのマッチングになります。アグローグと同様、序盤のボードの取り合いが重要になりますが、ズーに入っている1コスはヘルス3と優秀なので基本的には序盤のボードは取られてしまうことが多いです。しかし、1コスが多い分退化→メイルシュトロームのポータルが物凄く刺さります。この2枚が揃っていれば盤面はすぐに返すことが出来るのでキープしていいカードでしょう、気をつけなければいけないのはサロナイト鉱山の奴隷と卑劣なるドレッドロードです、ケレセスでバフされたサロナイトは特に厄介なので気をつけましょう、原始フィンは後攻ならキープしてもいいです、相手が先行1Tで何も出さず手札に翡翠の爪or炎の舌のトーテムがあり進化ドッペルorバーンズが無ければコインを切って出しましょう。
ハンドロックやミルウォーロックなどのコントロールはほぼ無理です、勝ち筋があるとすれば先行7Tまでにドッペル進化して強いミニオンを引くことしかないと思います。捻れし冥界ほんと強すぎる……
(ハンター)
ミッドレンジハンター:微有利〜有利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム
たまにキープ:退化
絶対にキープしてはいけない:原始フィンのトーテム
ミッドレンジハンターはアグローグやケレセスズーと同じく序盤のボードの取り合いが重要ですが、アグローグやケレセスズーのような除去札がないので、こちらがマナカーブ通りに動き相手のミニオンを処理できればほぼ勝てます。マリガンで翡翠の爪が引けていれば相手が1Tで何も動いていなくても2Tで装備した方が良いです。
ハンター戦で特に気を付けることは猟犬を放て!とブラッドセイルの海賊を使うタイミングです、猟犬を放て!はシャーマンに対してはものすごく便利なAoEとなるので常に警戒してください。ブラッドセイルの海賊はマリガンで来た場合キープすべきカードではありますが、ミッドレンジハンターだとゴラッカ・クローラーが確実に入っていますし、イーグルホーン・ボウもありますので1Tには出さないようにしましょう。
(パラディン)
マーロックパラディン:有利
ケレセスパラディン:有利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム・退化
最近であればマーロックパラディンorケレセスパラディンとのマッチアップが多いです。マロパラはロックプール・ハンター、王の祝福、剣竜騎乗などのヘルスが上がるバフでボードを取られないように常に相手のボードをミニオン無しで維持できるようにすれば勝てるでしょう。ケレパラは退化とメイルシュトロームのポータルさえ引ければほぼ勝ちと言えるくらいとても刺さるのでこの二つを引けるように願いましょう。後はマロパラと同じです。
コンパラはマロパラ・ケレパラにはほとんど入っていない平等・聖別・熱狂する火霊術師があるのでそれらの全体除去に気を付けながらプレイしましょう。また、これはパラディン全体に言えますが、相手のボードにミニオンが存在する時はドッペル進化が手札にあっても出来るだけ処理を優先してください。理由としては先程述べたバフカード+太陽の番人タリムがいるからです。現在のパラディンでタリムが入らないデッキは存在しないのでタリムとその他のバフカードは常に警戒しましょう。
(メイジ)
秘策メイジ:微有利
クエストメイジ:不利
フリーズメイジ:不利
コントロールメイジ:不利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・炎の舌のトーテム・原始フィンのトーテム
たまにキープ:翡翠の稲妻・マナの潮のトーテム
クエストメイジ・フリーズメイジ・コントロールメイジ相手だと火山ポーションやブリザード・フレイムストライクにより簡単に処理をされるためキツいマッチアップです。アイスブロックに殺意を感じた時は秘密を喰らうものを入れましょう、秘密を喰らうものを入れればメイジは全部有利に変わります。秘策を喰らうものが手札にあった上でリーサルの時はざまああああああああああと思いながらアイスブロックを喰らう喜びを噛み締めましょう。秘策メイジはボードさえ取っていれば大丈夫ですが、秘策を読み間違えてしまうと一気に巻き返されることがあるので注意しましょう。メイルシュトロームのポータルや退化はメイジ相手にはあまり刺さらないのでマナが余っていれば呪文相殺のチェックとして使うのもOKです。
(補足:マリガン時に相手の1番左のカードだけでいいので返したか返してないか必ず見ましょう、一番左を返した時は相手がクエストメイジでは無いと分かるのでほんの少しだけアドになります。)
(ウォリアー)
クエストウォリアー:無理
海賊ウォリアー:五分
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム・退化・マナの潮のトーテム
現環境ではほとんど見なくなったガロッシュさんですが一応解説しておきます。まずクエウォリですが、ほぼ確実に勝てません。1番の天敵です、当たった時は勝てば儲けの気持ちでドッペル進化をしましょう。海賊ウォリは相手がいかにマナカーブ通りに動けるかによって勝率が大きく変わります、アグローグなどと同じくミニオンが3~4体以上いれば進化を打っても良いでしょう。ブラッドセイルの海賊はハンター同様1Tで絶対に出してはいけないカードです、相手の武器にしっかり合わせましょう。
(シャーマン)
進化シャーマン:運ゲー
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム・原始フィンのトーテム
たまにキープ:進化・ドッペルギャングスター(進化が引けている時のみ)・退化・地底よりのもの
基本的にお互いの引き&デッキ構築により勝率は変わってきます、コントロール寄りであればあるほどミラーでは勝ちやすいです、マリガンで地底よりのものが来たら2T・3Tがヒロパでも構わないので最速で地底よりのものを出しましょう、ミラーにおいては退化・メイルシュトロームと同じくらいボードを返すことができるカードです、是非有効活用しましょう。また、ドッペルを引いていたとしても自分の場に1コスのカードが5~6体以上並んでいれば進化は積極的に打ちましょう、理由としてはボードの強化+退化のケアになります、ただ運は毎回絡むので良くない引きをしてメイルシュトローム・退化で処理されてしまった時は泣きましょう。
(ドルイド)
アグロドルイド:微有利〜有利
ビッグドルイド:不利
常にキープ:ファイアフライ・ブラッドセイルの海賊・翡翠の爪・メイルシュトロームのポータル・炎の舌のトーテム・退化
たまにキープ:ドッペルギャングスター・進化(後攻でかつどちらも引けている時のみキープしても良い)
翡翠・ビッグドルイドの場合、序盤はマナ加速を最優先で行ってくるのでこちらもドッペル進化や退化を引いておくと戦うことができます。安易に横に並べるとシャーマン相手の最強カードである広がりゆく虫害でゲームエンドとなるのでミニオンやヒロパは出来るだけ最低限に留めておきましょう、シャーマンで唯一虫害のケアができる神のようなカードこと退化が引けているのであれば横に並べるのはOKですが、悠長にしていると始祖ドレイクが飛んでくるので横に並べる際は相手のマナ加速をしっかり確認しておきましょう。先程から何回も述べている退化についてですが、個人的には退化はドルイド相手に勝つためにはドッペル進化よりも重要なものだと思っています、どれだけマリガンが悪くても退化は返さないようにしましょう。
アグロドルイドの場合も同じで退化は必ずキープしましょう、動き回るマナを退化すれば相手は戦意を失い、メイルシュトロームまで打つことが出来れば相手はコンシードするでしょう。ただ、退化は決して動き回るマナだけに打つものではありません。アグドルの序盤の展開力はものすごい高いので、危険を感じたら迷わず退化を使いましょう。
(プリースト)
ハイランダー:不利〜微不利
ビッグ:不利
ドラゴン:不利〜微不利
沈黙:微有利〜有利
常にキープ:ファイアフライ・翡翠の爪・炎の舌のトーテム・進化・退化・ドッペルギャングスター・マナの潮のトーテム
たまにキープ:ブラッドセイルの海賊・メイルシュトロームのポータル・原始フィンのトーテム・血の渇き(好み)
プリーストは何がなんでもドッペル進化を引くことが最重要です、どちらも引いていない状態であれば翡翠の爪・炎の舌のトーテム・マナの潮のトーテム以外なら全て返してください。血の渇きは勝負を決めるために必要なカードなのでピン指しかつ手札が良ければキープしても良いでしょう。ちなみに自分はプリーストと戦っている時に血の渇きがあればリーサルだった場面が何十回もありました。
ハイランダーであれば結構勝てることは多いです、なぜならビッグでは2枚採用されている強力な除去カードが1枚しか採用されないからです。除去が噛み合えば負けますが、裏を返せば除去が噛み合わなければ勝てるので諦めず戦いましょう。ビッグは先程述べた通り強力な除去カードが2枚採用されている上に永劫の隷属・影の真髄で強力なミニオンでボードを取られてしまうので圧倒的に不利です、事故っていることを願いましょう。ドラゴンはカード1枚1枚のスタッツが高い上にドラゴンファイア・ポーションで一方的に除去されてしまうため不利ですが、ビッグほど不利ではないのである程度戦えます。沈黙は退化がとても刺さるので退化を引ければ基本勝てます。引けないとキツいですが、凌げないことは無いので粘りましょう。
個人的な意見ですが、プリースト相手には割り切ったプレイングをしましょう。コントロール寄りの進化シャーマンでなければデッキパワーは完全に負けているので除去のことはあまり考えず出来る動きを全力で行いましょう。リソースが無くなるから…と思って中途半端なプレイをしているとプリーストには勝てません。次のリーサルが狙えるのであれば手札を使い切ってもいいので全力でリーサルを狙いましょう。そうすれば少しはプリーストへの勝率が上がると思います。
本当に長々と書きましたが、読んでくださった皆さんありがとうございました。この記事&ガイドを見て進化シャーマンのことが少しでも分かったよという人がいれば幸いです。分からないことがあればtwitter @evo_5252まで気軽に質問してください。またこの記事を広めて頂けると大変嬉しいです。では、スロールの加護があらんことを。
P.S.
ここまで進化シャーマンについて話したのですが、素直にランクを上げたい方はアグローグを使いましょう。アグローグを使えばほぼ必ずレジェンドになれます。アグローグ最強。